ちょっとびっくらこきました。

arado

2010年12月15日 01:21


ここ、ソラマメがトップページを一新!なんですねー!びっくらこきますた。

なんだかんだいって、ソラマメも続いてますよねぇ。歴史あるブログサイトだと思います。

私もなんだかんだいって3年越しにここに書いてきてますし。

そういえばビュワー2、またベータがリリースされ、色々UIを変更してきてますねぇ。

バーチャル・テクノロジーが未来のテクノロジーを一変させる技術であることは、まはや揺るぎ様のない模様ですが、NHKでもゲーム技術の凄まじい変革を特集していましたねぇ。

あの内容は、実はSecond Life 5th Birthdayのイベント最終日で、リンデン側技術者から提示されていた技術でもあります。SLは案外先取りしてるんですよね。

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さて話題はSLから離れますが、前にこのブログでとある病気で悩む?人のために、ちょっとクリスチャンがらみで逸話をお話したことがあったと思います。

それは生きる意味ともつながるお話で、まあこういってもワタクシも社会人で知ってる人は知っている非常にプレッシャーばかりかかる役職についているので、忙殺されていると我を忘れることもあります。

しかし2年間まったく無職であった頃もあるので、別に悩みがなかったわけでもありません。

実は私のブックマークに入れているサイトで、そのオーナーがSLをやっているんですが、仕事にやりがいを感じなくなった・・との投稿。

つまりは”やりがいのある職場じゃなくなった”ってことが原因らしいのですが、「じゃー転職すれば?」って、そんな気風や世の中ではないのは、皆さんもご承知ですよねぇ。

しかし、ワタクシの2年間の休職状態は普通じゃなかったので、そこからどう這い上がったか?てなことはさておき、ちょっと面白いお話をしましょう。

まあお茶でもしながら、気軽に読んでください。

これはある農家のお話。

登場人物は2人。誰も血縁関係もない文字通り”赤の他人”。

共通しているのはどれも熱心な献身家で、誰もが認める努力家であったこと。

ここが重要で、この献身家で努力家であること・・。ただしこの献身的で努力家というのは、この二人では意味が違っていることを申し上げておきます。つまり何に対して・・ってことです。

この二人は普通の人たち。言葉を変えれば「平凡で非凡な才能など無縁な人々」。つまりありふれた人たちです。

怠けてラクをしようとする人物は、ある種非凡です。ただし献身家とか努力家とは決して言われません。人としてどうかではなく、「怠け者」というだけだからです。ただし本当の怠け者は自分を「怠け者」とは認めようとしないのが常。

以上を念頭において以下の逸話を読むことをお勧めします。^^

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彼は農民だった。毎年種をまき、土をひっくり返し、耕し作物を育て、そしてそれを売り、生活をしていた。

「僕はこれしかできない。」

かれはいつも収穫のとき、豊作のときも不作であった年も同じようにつぶやくのであった。

「僕には、天才的な才能も学問を学べる財産もない。平凡でいつも退屈なことばかりしか能がないんだ。でもしょうがない。僕にはこれしかないんだ」

それでもがんばる。そう、彼にはなんとなくどこかでそれが報われるかもしれない・・そんな思いがあったのです。

ある日、その晩は凄まじい嵐の夜でした。一夜明けて畑に出てみるとせっかくの苗はすべて暴風でなぎ倒され、すべてが台無しになっていました。

彼はすっかり絶望し、帰路につきました。

翌朝、気を取り直し、畑へ新しい苗を植えに畑へ出かけると、そこは一面なぎ倒された苗が食い散らかされた跡でいっぱいになっていました。いつの間にか野生動物が来るようになって、そこではもう畑を耕す気力さえ起きなくなっていくのが、彼には思えたのです。

「もう意味がない。」

彼はもう家には帰りませんでした。

耕す人のいない畑は、日々荒れていきました。

彼にとって畑が意味を成さなくなっていった日から、その畑は畑ではなくなりました。

月日が経ち、その”元”畑となっていた場所へ、一人の若者が土を耕し畑を作る農民として暮らし始めました。

しかし彼は、大酒のみで、たまに畑仕事をサボることが度々ありました。

彼には家族もいて、飲んだくれる割に家庭は笑いが聞こえる家庭でした。

彼の畑は豊作とは言えませんでしたが、それでもなんとか生活するだけの蓄えは得ることができました。

ある日のこと、この畑の”元”所有者である、彼が帰ってきた日のこと、彼らの畑を見るなり、彼らの家庭にやってきたのです。

彼は尋ねました。
「ここは大変でしょ。嵐は来るし農作物は食われるし・・」

「ええ。確かにやりにくいですねぇ。」

「私はつらくてやめたんです。」

「そうですか。」

「でも、なぜここで畑をやってるんんです?別のところでやればいいじゃないですか?」

彼の質問に、新しい住人は不思議そうに見つめ、こう答えました。

「別のとこって?!だって僕だって君のように他の農地を捨ててここへきたんだよ。」

彼はハッと驚きました。

生きる意味をその土地の運命に見出せないのは、自分だけ・・。そこに自分の生きる糧を見出す人もいることを初めて彼は知り得たのです。

彼らはこう答えました。

「大地は変わらないよ。ただ僕たちは変わっていくけどね。僕は豊作でも不作でも笑ってお酒が飲めれば幸せなんだ。それと家族がいればね。僕が植えた苗が枯れたって仕方がないだろ?」

「努力が無駄になっても?」

「君は面白いことをいうんだね。僕は怠け者で有名さ。だから農民なんだよ。」

「そんなの間違ってる。真面目こそ一番さ。」

「面白いねぇ・・君は。」

「なんだって?!何が面白いんだ!?」

「真面目にやってて、君は結局やめたんだろ?そりゃ君の真面目さが間違ってる証拠じゃないか?。僕たちを見てみなよ。いつも楽しくやってる。いやねぇ、そりゃー嵐や不意に動物たちで畑がさらされてもねぇ、知る由がないからねぇ。でも欲ばってないから、なる様にまかせているけどね。」

「正しい生き方なんぞあれば、僕が教えてもらいたいもんだね。」

彼はそこで初めて知ることができました。同じ土地と境遇で、幸福と不幸を得るものがいる。

彼は自分の土地を放棄したことを後悔しましたが、その地を去る他はありませんでした。

それはまるでエデンの園を追放された気分そのものでした・・。

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どうでしょうか?ちょっとおもしろいでしょ?


独り言