久しぶりのビュワーの話題

arado

2008年11月19日 02:35


俗に言うサードパーティ製のビュワー、つまり有志によってリンデンのビュワーを再度バグなどを潰し、かつ改良を加えた独自ビルドビュワーのことですが、有名なモノにNicholazというモノがありました。

これはユーザビリティーを考え、新しいビュワーから排除された検索の旧形式とか、グループインフォウィンドウなどを使いやすくしたビュワーでした。

今のところ、新しい正式ビュワーは安定して動作してるようですが、どうも日本語の場合にだけ、たまにチャット最中数秒間フリーズする事があるようです。

現在のビュワーは基本コンセプトは、1.19以前のモノからほとんど変えていないといえます。

Nicholazは、結局それまでのビュワーが、リンデン側でなかなかバグを修正使用とする動きが鈍かったために、自分たちでパッチをあてて独自にリリースしようというプロジェクトで、それなりに成功したように感じました。

そこで、インターフェイスを改良して、もっと使いやすいモノにしようというのが、Imprudenceプロジェクトで、バグの報告に利用されるJIRAでもアナウンスされていたそうです。

正式版ではありませんが、意欲的な試みであることには変わりありません。
Imprudenceとは軽快、つまり軽いビュワーという意味らしいですね。(翻訳サイトでは”軽率”^^;;アハハ)

で、そのプロジェクトからこの度Imprudence 1.0.0 RC1 ビュワーがリリースされたので、早速使ってみました。^^とりあえずナンでも試す方です^^。

起動するとDOS画面がでますが、直ビュワーが立ち上がりますので、これはバックグラウンドで動作しますから、一応気になりません。もちろん閉じてしまうと異常終了となってしまいます。


起動画面は、表紙にあたる画面はなく真っ黒のまま。まあ画像はもともと入っていないようです。


アプリケーションのユーザーデーターを先に読み込むらしく、インストール時言語選択はありませんでした。ちょっと違うのはスキンに使われてるフォントぐらいでしょうか。

チャットのフォントも違っています。


今回はテスト版ということで、バグ修正と僅かにパッチを適用したぐらいで、正式版と大きな差はまだありません。動作が少し軽快に感じるかなぁ程度。

テスト版ということで、音、つまりストリーミングはまだ出来ません。

本国アメリカでは、ブログサイトで結構話題には上っているようです。正式版以外ではNicholazは結構使い勝手がよかっただけに、リンデンが1.20の最近のビュワーで、セキュリティーに関する修正と共に頓挫したNicholaz。それだけに今後期待できそうではあります。

プロジェクトのブログサイトにダウンロードリンクがあります。
http://imprudenceviewer.org/2008/11/16/imprudence-100-rc1-released/


スクロールすると、すぐにわかるはずです。もちろんインストーラー付きですので、至って簡単。ただし今のところ実用化出来ているわけではありません。あくまでもテスト版。


今後UI、つまり、ユーザー・インターフェイスの改良を加えていくとしていますので、Nicholazのように使いやすいビュワーとなっていくのでしょう。

使ってみた感想としては、若干ワールドの読み込み、つまりレンダリングスピードは若干正式版よりも遅く、その代わりテクスチャーの読み込みは、比較的単純なモノから順に素早く読み込むようです。正式版ではレンダリングは早いのですが、テクスチャーがかなり後になってランダムに読み込んでいくので、最初は動き回るとちょっと動作が鈍く感じることがあります。何時までもグレーになってることがありますが、このビュワーではレンダリングが終了すると同時に、テクスチャーの読み込みが終わるようです。

UIの問題は、本当によく話題に上ります。初期からのユーザーはなれているので、あまり感じませんが、確かにコレから・・という人にはちょっと難しいかも知れませんね。

今のビュワーに不満を持っている方は、今後注目しておいても良いかも。

テクス、つまり画像読み込みは若干早いのが今の特長でしょうか。
ビュワー