SIM完成のお祝いに

arado

2008年06月15日 13:49


ワタクシのグループ、SLPCのSL情報誌RAMの自販機を置かせて頂いてるUotaさんの本屋Relaxin。

最初取材にいったときは、あんまし好印象ではありませんでした。しかしその後しばらく経ち、ご自分のSIMをもち、その建設に位置から取り組んで、この度オープン。

その僅かですが、一部始終を拝見させて頂き、今ではすっかり意気投合して、考え方も共感できるなかなか素晴しいSIMへとなってゆきました。

あまり大っぴらに公開したくないということで、ひっそりとオープニングパーティーもなしに、SIMはオープンしています。イベントは飽き飽きしたとも・・。スゴク頑張っていらっしゃった甲斐もあり、数々のSIMを回った中でも、なかなかいいロケーションとなっています。



風が通り抜けるような、すがすがしいSIMになっています。

場所は以下
http://slurl.com/secondlife/Waterland/155/106/22

このSIMは少し特殊な管理で成り立っています。環境SIMとしてなら、さほど費用はかからず管理できるようです。

私はRLで一時期WEB記事を書く仕事に就いていたことがあり、今はしていませんが、そもそもがSLのイン・ワールドをアチコチ行きますので、恐らく場所だけでいえば200かそれ以上、見てきたでしょう。そうしたことを踏まえて、改めてSIM(シミュレーション)とはナンだろう・・と考えてみたいと思います。



SIMは個人で持つ場合、1つの表現手段となります。これはお店を持つとか、自分の土地を持つこと以上に「他人と場所を共有する」ことを多くは意味します。

最近ではおおよそ日本の昼間の時間帯では、INしてる人は非常に限られているといわざるを得ないでしょう。そうした意味で、出逢いを求めるなら自分からドコへでも出かける以外、方法はないでしょう。



つい先ほどもジャパン・リゾートへ行ってきましたが、こうしたSIMの役割はそろそろ終わろうとしている印象があります。それこそ、まだ様々な人たちにとって必要な場所でしょう。

しかし、以前このSIMでカフェを経営していらっしゃるオーナーさんと話す機会があり、最近では招待したいと思えるような方が少なくなったともおっしゃっていました。つまりは、このような場所はいわば画像付のチャットといった印象。それを聞くと何とも言えなくなりますねぇ。

しかしながら、RAMの取材を通して最近気付くのは、SLの多くの住人は、SLにおいて特別の思い出や体験を求めています。


今やSIMの役割というか、その位置付けは多くは環境を重視するようになりました。SLでしか味わえない体験。その世界につかることで、あるいはその体験を夢中になることで、ある種”安らぎや癒し”を感じているのでしょう。

私は最初にINしたあとの戸惑いと、その後訪れた衝撃と感動は今も強く記憶しています。


最初に話したSIMはそうした感動とか衝撃はなくても、長くSLをやっているとふと思う、孤独を感じないで安らぎを求められる場所として、今後も注目していきたいと思います。(1枚目の画像以外は全てRAMで紹介してる場所の画像です。)

新たなSIMの誕生を心から応援したいと思いますし、その場所が数々の消滅した場所などの例を教訓に、美しくそして活発に存続していくことを、切に望みます。

注:何度もいいますが、この画像はそのSIMの画像ではありません。^^;

恐らく今後住人の意識は、数年前のSLの状況とは違ったものになっていくでしょう。
今後必要とされるSIMは、恐らく私はショッピングモールやお店がひしめく場所ではなく、ユーザーの感性とそれに共感できる場所を提供したところが、長く存続していくと思います。

本当の癒しとは、長く楽しみが続くことが条件ではないでしょうか?

場所