2009年04月10日
リンデンのサーバーについて
つい先ごろ、Homesteadsのパフォーマンスの落ち方が尋常でないので、ちょっと調べていたところ、考えてみればプライベートSIMのオーナーとなる場合、プレミアムアカントである必要はありませんよね。
で、このOpenspaceの派生パターンは、主にプライベートSIMの”オマケ”のようなサービスとしてリンデンが経営戦略として持ち込んできた経緯があることはご存知でしょう。
失敗か成功かは別として、一体リンデンはこうもサーバーのメンテばかりしてるんでしょうねぇ・・。
リンデンのWIKIによれば、まずSLは3つの分割されたパートに分けてサーバーを管理しているそうで、一つは中央にあたるアバターのアカウントと位置情報を格納してるサーバーと、インベ、つまり持ち物のサーバーとリージョンを管理するサーバーの3つ。
リージョンとは土地の名前ですが、SIMというかシュミレーションを実現するためにLSLや各スクリプト、REZに関係するWebDAVの技術をアバターの位置情報と連携させ、この部分まではさほど負荷が低いようですが、頻繁に削除、更新が数千万単位で行われるインベントリ・サーバーは、サーバークラスタ、要するにHDDの断片化がかなりの頻度で起こるのはいうまでもありません。
このほかに、この3つを分散化させて遠隔地で管理してますから、たしかサンフランシスコとシカゴとえ~~と・・どこだったかな?^^;;
それらを円滑にしかも安全にデーターを転送するために、VPN通信を確立するための拠点がいくつか無ければなりません。しかもこれもまたデーターベースがらみで結局サーバーになってるので、メンテが必要。
一応リンデンはサーバーのソリュージョンにLinuxを使用してるといってはおりますが、一向にコンパイルが進まず頓挫したままのMONOなんかは、どうもMSの側の仮想化技術で進めているかもしれません。IBMと手を組んでるのがなんとなくそんな気がするからですが・・。
しかし、べつにメンテを行っている・・というよりとっくに終了してるはずなのに、いかんせんパフォーマンスが激落ちしてる場所がいくつかあります。
っで、この落ち方で特徴的なのが、前回書いたTotal Frame Timeとはフレームごとに地域で実行しようとしている操作・・・・という部分。SIMのパフォーマンスにあたる目安となる数値ですが、この数値が実は隣接してるHomesteadsと差異が無いのに、なぜかかたっぽはLMすら取れないしHUDも装着せず、しかもインベは45足らずで読み込み不可になっているのです。
ちょと変だ?とはおもいませんか?
というのは、例えばのはなし、同じXNONサーバー上で同一CPU配下のHDDがいくら増えたからといっても、一部のHDDのハードウェアクラスタが異常に蓄積されるというのは、ありえないと見るのが普通。イチイチ、アバター一人一人にHDDを与えて持ち物を管理するはずありません。
サーバー一丁でネットワークカードごとにHDDが違うサーバーの管理なんて、わたしなら想像したくありませんからね^^;;
このリージョンでは、LSLの実行速度もREZもインベの読み込みも全てが遅延してました。
ではCPUが原因でしょうか?
これもおかしい話です。もしそうならhomesteadsの影響はもろに最初にそのリソースを大きくもらってるプライベートSIMで最初に落ちているはずです。となると・・・・。
仮想化したハードウェア上に仮想的につくったリージョンが点在しているはず・・。これはBSDシステムにあるような、HDD上にあるOSの論理区域にJAIL環境をもう一つ作るような別環境ではなく、ベースとなる環境のリソースが奪われると、仮想化した領域が極めて不安定になる状況に似ています。
エミュレータは,あるハードウエアのふりをするソフトウエア。エミュレータ上で稼働するソフトウエアが発行する機械語命令やハードウエア・アクセスを,CPUなど実際のハードウエアに代わって,エミュレータが処理する。そのため,例えばWindowsマシン上でPowerPC用OSやARM用OSを動かせるが,その処理性能は実機に比べて著しく低下する。
以上の技術は、HDDそのもの仮想化でも実現できます。
一番普及した感があるのはVMWareですが、リンデンラボはプライベートSIMに限ってこの技術を採用しているのでは?とちょと感じたのです。
メインランドでSIMを所有することは可能ですが、その際はマジメにHDDをサーバーにガツンと追加して、加えているような気がします。そんくらいの価格ですしね。誰でも買えるプライベートSIMは安価とはいえないまでも、そもそもそんなにハードウェアを追加してるようには思えません。
LinuxにはJail環境は構築できませんので、元になるOSの影響を受けない別環境は本来無理なのです。もっともJailもハードウェア自体が不調であれば意味無いんですが、それでも隔離された環境という意味では相当違います。
jailとは「仮想FreeBSDマシン」を実現する機能です。FreeBSDマシン内に、もう一つのFreeBSD環境を作ることができます。 FreeBSDを含めたUNIX系OSには、古くからchrootというコマンドが存在します。 chrootコマンドを使用することでルートディレクトリを変更してコマンドを実行することができます。コマンドを任意のディレクトリの下に閉じ込めてファイルシステムのアクセスに制約をかけることができます。 chrootから実行されたコマンドは、指定されたルートディレクトリよりも上の階層へアクセスすることが出来ない状態で起動します。 jailはchrootの機能を拡張して、ネットワーク・プロセス等も隔離できるようにしたFreeBSD特有の仕組みです。 LinuxのUser Mode Linux(UML)のような仮想OSや、VMwareなどの仮想マシンに似たシステムです。ただし、それらの仮想OS技術とは違い、プロセス自体はホストマシン(以下、host環境)のカーネルによって動作しています。そのため仮想マシンとして動作するOSはFreeBSDに限定されます。
出典:http://www.otsune.com/bsd/jail/fulljail.html
Jailは”監獄”という意味。要するに完全に独立した環境です。それにくらべ、他の仮想環境は不安定になりやすいといえます。
Jailは元の環境になんの影響も与えません。極端に言えばウィルスに感染してようが、ハニーポッド化しててもかまわないのです。文字通り監獄です。
この”ネットワーク・プロセス等も隔離できるようにした”部分が、SLではまったく感じられなく、現にパフォーマンスが臨界点に達したSIMから、隣のSIMへ移動しただけで、SIMの中央まですっとんでいったり、地中深く潜る様子がみられるわけで、リソースの差異を吸収していないわけですから、同一環境下で動作しているとみてとれるわけです。つまりプライベートSIMが変化すると、Homesteadsはもっと顕著になるって寸法。
全体のパフォーマンスが落ちているなら、どっちも同じ影響があるはずなのですから。
ホスト環境下ではない、簡単言えばソフトウェアによる仮想化によってプライベートSIMは構築され、加えてその環境下で使用するCPU使用率をHomesteadsに割り当てているっぽい・・・・。
当然そのなかでのクラスタは、さらに密になった断片化なので、ハードウェア全体のメンテが行われるまで反映されないし、改善もされない・・。
なぜ、Total Frame TimeはHomesteadsもプライベートSIMでも同じなのに、Homeではインベの読み込みが45程度でとまり、ロケーションもリンクできないのか?ってことが、要するにどちらも同じパフォーマンス範囲でしか動作できない環境じゃないの?!ってことになんとなく思い立ったわけです。
ナヌ!?プライベートSIMもHomesteadsも、実は同じようなモン?!!
誰も言及こそしていませんが、もしかしてその程度で運営されてるとか・・^^;;;管理がリンデンと区別されてるのは・・その・・せい・。
それじゃあ、当然オーナーが持ってる土地をどんどん手放せば、当然プライベートSIMでもお構いなしにに置いてきたレンタル物件のプリムやHomesteadsの住人のプリムによって、ドシドシパフォーマンスは落ちまくります。やがてHomesteadsはTPすらできないし、REZはおろか着替えも音楽も聴けない土地となるかも。
土地所有者の持ってる広さによって、総プリム数は上下しますからねぇ・・。
なんか、レンタルで土地借りてる方、もしかしたらメインに鞍替えは早目がいいかもって、そら言いすぎかな・・。
で、このOpenspaceの派生パターンは、主にプライベートSIMの”オマケ”のようなサービスとしてリンデンが経営戦略として持ち込んできた経緯があることはご存知でしょう。
失敗か成功かは別として、一体リンデンはこうもサーバーのメンテばかりしてるんでしょうねぇ・・。
リンデンのWIKIによれば、まずSLは3つの分割されたパートに分けてサーバーを管理しているそうで、一つは中央にあたるアバターのアカウントと位置情報を格納してるサーバーと、インベ、つまり持ち物のサーバーとリージョンを管理するサーバーの3つ。
リージョンとは土地の名前ですが、SIMというかシュミレーションを実現するためにLSLや各スクリプト、REZに関係するWebDAVの技術をアバターの位置情報と連携させ、この部分まではさほど負荷が低いようですが、頻繁に削除、更新が数千万単位で行われるインベントリ・サーバーは、サーバークラスタ、要するにHDDの断片化がかなりの頻度で起こるのはいうまでもありません。
このほかに、この3つを分散化させて遠隔地で管理してますから、たしかサンフランシスコとシカゴとえ~~と・・どこだったかな?^^;;
それらを円滑にしかも安全にデーターを転送するために、VPN通信を確立するための拠点がいくつか無ければなりません。しかもこれもまたデーターベースがらみで結局サーバーになってるので、メンテが必要。
一応リンデンはサーバーのソリュージョンにLinuxを使用してるといってはおりますが、一向にコンパイルが進まず頓挫したままのMONOなんかは、どうもMSの側の仮想化技術で進めているかもしれません。IBMと手を組んでるのがなんとなくそんな気がするからですが・・。
しかし、べつにメンテを行っている・・というよりとっくに終了してるはずなのに、いかんせんパフォーマンスが激落ちしてる場所がいくつかあります。
っで、この落ち方で特徴的なのが、前回書いたTotal Frame Timeとはフレームごとに地域で実行しようとしている操作・・・・という部分。SIMのパフォーマンスにあたる目安となる数値ですが、この数値が実は隣接してるHomesteadsと差異が無いのに、なぜかかたっぽはLMすら取れないしHUDも装着せず、しかもインベは45足らずで読み込み不可になっているのです。
ちょと変だ?とはおもいませんか?
というのは、例えばのはなし、同じXNONサーバー上で同一CPU配下のHDDがいくら増えたからといっても、一部のHDDのハードウェアクラスタが異常に蓄積されるというのは、ありえないと見るのが普通。イチイチ、アバター一人一人にHDDを与えて持ち物を管理するはずありません。
サーバー一丁でネットワークカードごとにHDDが違うサーバーの管理なんて、わたしなら想像したくありませんからね^^;;
このリージョンでは、LSLの実行速度もREZもインベの読み込みも全てが遅延してました。
ではCPUが原因でしょうか?
これもおかしい話です。もしそうならhomesteadsの影響はもろに最初にそのリソースを大きくもらってるプライベートSIMで最初に落ちているはずです。となると・・・・。
仮想化したハードウェア上に仮想的につくったリージョンが点在しているはず・・。これはBSDシステムにあるような、HDD上にあるOSの論理区域にJAIL環境をもう一つ作るような別環境ではなく、ベースとなる環境のリソースが奪われると、仮想化した領域が極めて不安定になる状況に似ています。
エミュレータは,あるハードウエアのふりをするソフトウエア。エミュレータ上で稼働するソフトウエアが発行する機械語命令やハードウエア・アクセスを,CPUなど実際のハードウエアに代わって,エミュレータが処理する。そのため,例えばWindowsマシン上でPowerPC用OSやARM用OSを動かせるが,その処理性能は実機に比べて著しく低下する。
以上の技術は、HDDそのもの仮想化でも実現できます。
一番普及した感があるのはVMWareですが、リンデンラボはプライベートSIMに限ってこの技術を採用しているのでは?とちょと感じたのです。
メインランドでSIMを所有することは可能ですが、その際はマジメにHDDをサーバーにガツンと追加して、加えているような気がします。そんくらいの価格ですしね。誰でも買えるプライベートSIMは安価とはいえないまでも、そもそもそんなにハードウェアを追加してるようには思えません。
LinuxにはJail環境は構築できませんので、元になるOSの影響を受けない別環境は本来無理なのです。もっともJailもハードウェア自体が不調であれば意味無いんですが、それでも隔離された環境という意味では相当違います。
jailとは「仮想FreeBSDマシン」を実現する機能です。FreeBSDマシン内に、もう一つのFreeBSD環境を作ることができます。 FreeBSDを含めたUNIX系OSには、古くからchrootというコマンドが存在します。 chrootコマンドを使用することでルートディレクトリを変更してコマンドを実行することができます。コマンドを任意のディレクトリの下に閉じ込めてファイルシステムのアクセスに制約をかけることができます。 chrootから実行されたコマンドは、指定されたルートディレクトリよりも上の階層へアクセスすることが出来ない状態で起動します。 jailはchrootの機能を拡張して、ネットワーク・プロセス等も隔離できるようにしたFreeBSD特有の仕組みです。 LinuxのUser Mode Linux(UML)のような仮想OSや、VMwareなどの仮想マシンに似たシステムです。ただし、それらの仮想OS技術とは違い、プロセス自体はホストマシン(以下、host環境)のカーネルによって動作しています。そのため仮想マシンとして動作するOSはFreeBSDに限定されます。
出典:http://www.otsune.com/bsd/jail/fulljail.html
Jailは”監獄”という意味。要するに完全に独立した環境です。それにくらべ、他の仮想環境は不安定になりやすいといえます。
Jailは元の環境になんの影響も与えません。極端に言えばウィルスに感染してようが、ハニーポッド化しててもかまわないのです。文字通り監獄です。
この”ネットワーク・プロセス等も隔離できるようにした”部分が、SLではまったく感じられなく、現にパフォーマンスが臨界点に達したSIMから、隣のSIMへ移動しただけで、SIMの中央まですっとんでいったり、地中深く潜る様子がみられるわけで、リソースの差異を吸収していないわけですから、同一環境下で動作しているとみてとれるわけです。つまりプライベートSIMが変化すると、Homesteadsはもっと顕著になるって寸法。
全体のパフォーマンスが落ちているなら、どっちも同じ影響があるはずなのですから。
ホスト環境下ではない、簡単言えばソフトウェアによる仮想化によってプライベートSIMは構築され、加えてその環境下で使用するCPU使用率をHomesteadsに割り当てているっぽい・・・・。
当然そのなかでのクラスタは、さらに密になった断片化なので、ハードウェア全体のメンテが行われるまで反映されないし、改善もされない・・。
なぜ、Total Frame TimeはHomesteadsもプライベートSIMでも同じなのに、Homeではインベの読み込みが45程度でとまり、ロケーションもリンクできないのか?ってことが、要するにどちらも同じパフォーマンス範囲でしか動作できない環境じゃないの?!ってことになんとなく思い立ったわけです。
ナヌ!?プライベートSIMもHomesteadsも、実は同じようなモン?!!
誰も言及こそしていませんが、もしかしてその程度で運営されてるとか・・^^;;;管理がリンデンと区別されてるのは・・その・・せい・。
それじゃあ、当然オーナーが持ってる土地をどんどん手放せば、当然プライベートSIMでもお構いなしにに置いてきたレンタル物件のプリムやHomesteadsの住人のプリムによって、ドシドシパフォーマンスは落ちまくります。やがてHomesteadsはTPすらできないし、REZはおろか着替えも音楽も聴けない土地となるかも。
土地所有者の持ってる広さによって、総プリム数は上下しますからねぇ・・。
なんか、レンタルで土地借りてる方、もしかしたらメインに鞍替えは早目がいいかもって、そら言いすぎかな・・。
しばらくぶりに。リンデンラボ
SLに直接関係ないですが、面白い事part.2
あまりに簡単な動画閲覧
SLに直接関係ないですが、面白い事part.1
久々に出会ったコイツ等
ビュワー2が今夏新しくなる
SLに直接関係ないですが、面白い事part.2
あまりに簡単な動画閲覧
SLに直接関係ないですが、面白い事part.1
久々に出会ったコイツ等
ビュワー2が今夏新しくなる
Posted by arado at 02:29│Comments(0)
│技術情報