2008年08月11日
リンデンが考えるメインランドの将来
皆さんは、お店を開いたり、インワールドでアパートを借りて恋人と過ごしたりしているでしょうか?日本のSIMの場合、多くはレンタル物件で週単位、あるいは月額でレンタル料を支払っているかも知れません。
プレミアムアカウントである私は、実際土地を所有できますが、とりあえずSLPCメンバーの買ったメインランドの土地に事務所を置いて活動拠点にしています。
プライベートアイランドとメインランドというのは、今更ですが
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プライベートSIM
住人がリンデンラボ社から購入する65,536平方メートルの大きな土地
プライベートSIMを購入した住人は、その土地のオーナー
オーナーは、土地を区画整理して他の住人に販売/レンタルすることができる。
基本的に土地価格はメインランドよりも低い価格設定で、レンタル物件となっている事が多い。
トラブルを避けるため、規約を設けることが多く自由度は低い。その代わり設置できるプリム数を増やすなどして価値を上げている。
予め土地が整地され、場合によって既に建物が出来上がっていて「貸店舗、貸し屋」としている場合が多く、これが住人がよりレンタル料の低い場所へと移り住む原因となっており、空き屋が多くなるような”過疎化”の要因となっている。
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メインランド
リンデンラボ社が管理・販売する土地
区画に分けられて販売されていて、購入するにはプレミアムアカウントが必要
所有している土地の広さによって変動する土地利用料を毎月リンデンラボ社に支払う
土地取得にかかる費用は、土地の価格だけ
土地を手に入れてからは、土地利用料とプレミアムアカウントの月額料が維持費になる
転売可能。この転売可能な所が、細分化された断片のような利用価値の低い土地を生み出す要因が指摘され、最近までメインランドの土地価格はずっと下落していた。特に512のスペースは元々プレミアムアカウントには無償で提供されていたが、転売されてしまうことが多く、当初の住人を定着させるというリンデンの意図は成功しなかった。そこで、縦貫道路建設や、最近のBay Cityのような整地され、一定の規約を設けた付加価値のある土地を投入。最近ではその土地が人気が高く、高騰している。
自由度が高いが、プリム数制約はプライベートSIMに比べ厳しい。これはSIM安定がメインランドの使命であり、サーバー更新時、最初に適用を受けるのもメインランドであるため、サーバーのクラスタを最小限に留めたいというリンデン側の意図があるためである。最初にアバターが降り立つ場所は、デフォルトではメインランド。
そのため、サーバー不具合があって、オリエンテーション・アイランドに飛ばされたり、ヘルプランドに飛ばされるのは、そこがメインランドの中でも「中央サーバー」に位置しているからである。そこはアバターの位置情報の最初を記録している。プライベートアイランドで動作が重いときは、一度メインランドにTPしてキャッシュを捨てリログすると、一気に軽くなるのはこのためである。
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ですから最近メインランドで問題となっているのは、近隣住民との間のトラブルです。特に多いのが「統一感のない無造作な造形が乱雑に連立」しており、それがもとで住人が定着してくれないということ。確かに個性を主張するのは、自分の土地では自由でしょう。しかし、それが僅か120程度の土地に看板や宣伝のみのプリムが連続して置かれていたりすると、確かにそのそばでは商売や居住はしたくないですよね?
事務所の近くにも、ピンクや黄色や派手なネオンで商売してる日本人が(前に)いましたが、それを享受してくれる近隣住人がそばにいるとは限りませんよ、というのが、今回リンデンがメインランドでの広告主には、キチンとした許可された「職業としての広告主」のみ許可するという、ある種思い切った政策に踏み出す要因となったようです。まあ私に事務所のドデカイロゴもどうなのよ?とは思いますが・・^^;;
既に多くのメインランドでのショップは、経営能力のあるオーナーがRLにあるような巨大ショップを運営し、商品を露天のように並べる商売は見られなくなってきています。
なんでそんなことをするのか?それはテクスチャーを表示し、イチイチ個別のプリムをレンダリングするというのは、紛れもなくサーバーに多大な負荷を与え、サーバーのHDに深刻なクラスタを刻み続けることになります。メインランドは安定性が最大の焦点ですので、大規模な店舗は外観からでは、その中の商品は、アバターがお店に入らないとレンダリングされないため、効率が良いのです。この点はランドスケーピングと呼ばれる、”地ならし”にも言えることで、人気のあるガーデンは、実は小高い山や物陰に複雑なオブジェクトが隠れるよう、上手く配置している事が多いのも、こうした理由。動き回りやすくするのもオーナーの腕の見せ所でしょうか。
平地にオブジェクトを連続して置き続けると、サーバーの負荷が増大し、結局重くなるように感じるため、アバターの行動も緩慢になります。日本のプライベートアイランドではよくあることですね。ビュワーは結局、サーバーがレンダリングした3Dをブラウザで再現しているに過ぎませんから。
で、前置きが長くなりましたが、リンデンの8月頭で投稿された”The Future of the Second Life Mainland”翻訳をSLPC WIKIにUPしました。興味がある方は以下まで^^。
https://slpcs.wikidot.com/the-future-of-the-second-life-mainland
プレミアムアカウントである私は、実際土地を所有できますが、とりあえずSLPCメンバーの買ったメインランドの土地に事務所を置いて活動拠点にしています。
プライベートアイランドとメインランドというのは、今更ですが
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プライベートSIM
住人がリンデンラボ社から購入する65,536平方メートルの大きな土地
プライベートSIMを購入した住人は、その土地のオーナー
オーナーは、土地を区画整理して他の住人に販売/レンタルすることができる。
基本的に土地価格はメインランドよりも低い価格設定で、レンタル物件となっている事が多い。
トラブルを避けるため、規約を設けることが多く自由度は低い。その代わり設置できるプリム数を増やすなどして価値を上げている。
予め土地が整地され、場合によって既に建物が出来上がっていて「貸店舗、貸し屋」としている場合が多く、これが住人がよりレンタル料の低い場所へと移り住む原因となっており、空き屋が多くなるような”過疎化”の要因となっている。
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メインランド
リンデンラボ社が管理・販売する土地
区画に分けられて販売されていて、購入するにはプレミアムアカウントが必要
所有している土地の広さによって変動する土地利用料を毎月リンデンラボ社に支払う
土地取得にかかる費用は、土地の価格だけ
土地を手に入れてからは、土地利用料とプレミアムアカウントの月額料が維持費になる
転売可能。この転売可能な所が、細分化された断片のような利用価値の低い土地を生み出す要因が指摘され、最近までメインランドの土地価格はずっと下落していた。特に512のスペースは元々プレミアムアカウントには無償で提供されていたが、転売されてしまうことが多く、当初の住人を定着させるというリンデンの意図は成功しなかった。そこで、縦貫道路建設や、最近のBay Cityのような整地され、一定の規約を設けた付加価値のある土地を投入。最近ではその土地が人気が高く、高騰している。
自由度が高いが、プリム数制約はプライベートSIMに比べ厳しい。これはSIM安定がメインランドの使命であり、サーバー更新時、最初に適用を受けるのもメインランドであるため、サーバーのクラスタを最小限に留めたいというリンデン側の意図があるためである。最初にアバターが降り立つ場所は、デフォルトではメインランド。
そのため、サーバー不具合があって、オリエンテーション・アイランドに飛ばされたり、ヘルプランドに飛ばされるのは、そこがメインランドの中でも「中央サーバー」に位置しているからである。そこはアバターの位置情報の最初を記録している。プライベートアイランドで動作が重いときは、一度メインランドにTPしてキャッシュを捨てリログすると、一気に軽くなるのはこのためである。
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ですから最近メインランドで問題となっているのは、近隣住民との間のトラブルです。特に多いのが「統一感のない無造作な造形が乱雑に連立」しており、それがもとで住人が定着してくれないということ。確かに個性を主張するのは、自分の土地では自由でしょう。しかし、それが僅か120程度の土地に看板や宣伝のみのプリムが連続して置かれていたりすると、確かにそのそばでは商売や居住はしたくないですよね?
事務所の近くにも、ピンクや黄色や派手なネオンで商売してる日本人が(前に)いましたが、それを享受してくれる近隣住人がそばにいるとは限りませんよ、というのが、今回リンデンがメインランドでの広告主には、キチンとした許可された「職業としての広告主」のみ許可するという、ある種思い切った政策に踏み出す要因となったようです。まあ私に事務所のドデカイロゴもどうなのよ?とは思いますが・・^^;;
既に多くのメインランドでのショップは、経営能力のあるオーナーがRLにあるような巨大ショップを運営し、商品を露天のように並べる商売は見られなくなってきています。
なんでそんなことをするのか?それはテクスチャーを表示し、イチイチ個別のプリムをレンダリングするというのは、紛れもなくサーバーに多大な負荷を与え、サーバーのHDに深刻なクラスタを刻み続けることになります。メインランドは安定性が最大の焦点ですので、大規模な店舗は外観からでは、その中の商品は、アバターがお店に入らないとレンダリングされないため、効率が良いのです。この点はランドスケーピングと呼ばれる、”地ならし”にも言えることで、人気のあるガーデンは、実は小高い山や物陰に複雑なオブジェクトが隠れるよう、上手く配置している事が多いのも、こうした理由。動き回りやすくするのもオーナーの腕の見せ所でしょうか。
平地にオブジェクトを連続して置き続けると、サーバーの負荷が増大し、結局重くなるように感じるため、アバターの行動も緩慢になります。日本のプライベートアイランドではよくあることですね。ビュワーは結局、サーバーがレンダリングした3Dをブラウザで再現しているに過ぎませんから。
で、前置きが長くなりましたが、リンデンの8月頭で投稿された”The Future of the Second Life Mainland”翻訳をSLPC WIKIにUPしました。興味がある方は以下まで^^。
https://slpcs.wikidot.com/the-future-of-the-second-life-mainland
Posted by arado at 05:09│Comments(0)
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